梨木香歩 りかさん |
収録作品 ・りかさん ・ミケルの庭 |
〔お話〕 友達に家に遊びに行ったようこ(主人公)。 友達は皆それぞれリカちゃん人形を持っていた。 「リカちゃん人形が欲しい」その言葉を 両親には言えず我慢していたようこのもとへ 1本の電話が入る。 それはようこの祖母からだった。 祖母が「なにか欲しいものはないか?」と尋ねた時、 リカちゃん人形が欲しい、と答え その答えを了承した祖母。 そして数日後。 ようこのもとへ大きな荷物が届く。 それは黒髪で市松人形のリカだった。 (こんなのリカちゃんじゃない・・) そうは思いつつも祖母の気持ちを考え 悲しいけれど何も言えないようこ。 だが 市松人形のりかは、人と心を通わせる術を持っており やがてようことりかは心通わせるようになる・・。 |
〔きっかけ〕 梨木氏の作品が好きだから。 〔感想〕 周りの皆がリカちゃん人形を持ってるのに 自分だけ持ってない。 欲しいなぁ、でもそんな理由じゃ両親が買ってくれないし・・ と初め悩んでる主人公の気持ちがよくわかります(><) そしてリカちゃん人形が手に入ると 喜んでいたら市松人形のリカさんが・・ 「えぇっ!?」とガックリする気持ちもわかるなぁ。 私はリカちゃん人形は欲しいと思ったことはありませんが 違う物で同じ事は思った事が多々ありました。 リカさんが一緒にいると 他の人形の声(というかその人形が今まで見てきたもの)が 聞こえるようになります。 あぁ、リカさん欲しいなぁ。 ただ どうも終わり方がしっくりきません。 「え・・これで終わり?」みたいな感じ。 |